「喰霊-零-」を録ったままで見てない人は今すぐ見なさい。

以下ちょいネタバレ。



あそこまでの
視聴者裏切り放置展開は昨今のアニメでは珍しい。
そして心地いい。


今作のあおきえい監督は最近では
劇場版 空の境界 第一章〜俯瞰風景〜」の監督を担当したことが
代表的な仕事として取り扱われることが多いみたいですが。


が。


個人的には
SHUFFLE! 第19話〜忘れ得ぬ想い〜」が今でも最たる代表作だと思っています。全話中最も話題を呼んだ「楓の空鍋の回」が19話です。あの回の為だけに細田監督から「コンテと演出をしてくれ」と外野から呼び出された人物です。
んで「喰零〜」でシリーズ構成を担当されている高山カツヒコ氏がこの回でも脚本担当としてあおき氏とタッグを組まれていました。
熱いです。
観ていて既に面白いのは保証済みです。


驚かされた展開+スタッフ的な注目っぷり
もあって一気に今期注目作まで昇格しました。


両作ともアスリードがアニメ制作を担当しています。
今回はAICスピリッツとタッグを組んでの制作。
もしかしたら「みなみけ〜おかわり〜」の汚名返上が期待できるかもしれません。あくまでスタジオの話ではありますが。
そもそも「SHUFFLE!」の時からそうですが、アスリードは等身高めの作画とシリアスな展開の広がる物語のほうが向いているんですよ。
まぁギャグでも「SHUFFLE!OVA」にはかなり笑わさせられましたが。
今回は重厚なアクションとシリアスで楽しませてくれることでしょう。



ここからちょい趣味ネタ。個人的に本題(笑)
先述した「SHUFFLE!19話」と「喰霊-零-」の個人的に最も熱い共通点。
それはサブタイトル表記。「喰霊〜」に関してはスタッフテロップも含めて。
黒バックに「サブタイと作品タイトル」を出すというのは、まぁありがちといえばありがちですが、それに加えてサブタイ横に
チェックボックスに赤チェック」
というのが「SHUFFLE!19話」と「喰霊〜」がほぼ同じものなんです。ちなみに「SHUFFLE!」ではこの表記の仕方は全話中この話数のみ。あおき氏の判断でそうなったそうで。
この表記には初見の時から何か惹きつけられるものがあり、それまでの表記のセンスやギャップに衝撃を受け大好きになりました。


【YouTube】SHUFFLE!#19-A
2:00あたり。英語字幕は実際ありません。


これが「喰霊〜」でサブタイ以外にもスタッフテロップ等でふんだんに使用されています。また使われたというのは、やはりあおき監督もお気に入りなのかもしれません。


【ニコニコ動画】喰霊 -零- ED


1話、2話ともに
最後にそれらが一気に流れてくるんですが
初見のときは鳥肌が終始立ちまくりでした。


色々とスタッフとか裏側的な共通点はあったものの、画面での共通点が唯一この些細な表記デザインのみ、というのが熱いです。
というお話でした。


SHUFFLE!」19話は今でもよく観ます。
暗くて陰鬱で切ない回ですが、
観ていてとても心地いいんですよね。
あれがコンテ演出の力なのか。


あとプリムラかわいいよプリムラ(ぇ