涼宮ハルヒの憂鬱

放送第14話(構成第6話)「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵ」

素晴らしい最終回でした。
最初から最後まで、いやはや文句なしの流れで。
原作未読を貫き通した甲斐がありました。
ではせっかくの最終回なので詳細レビューといきましょうか。
読むのが面倒なら↓で総評。


冒頭。OP無しのキョンナレプロローグ。
いかにも最終回らしい。
「自称、宇宙人に造られた、人造人間」
「自称、時をかける少女♪」
「自称…少年エスパー戦隊」
3人についての説明で態度が分かれまくりなキョン
目覚まし時計のアラーム音(←なんともアナログな時計でw)とともにタイトル表記は「The melancholy of Haruhi Suzumiya」。いつものタイトルを見せないところもシビレる。
そしてキョン節が続くままに画は妹ちゃんがキョンの起床から登校までをお世話して大活躍。かわいいなぁ、もう。
他3人はわかるが何故にオレがハルヒに望まれる存在なのか、ここで初めてキョンの疑問符が打ち出される。
が、そんな悩みもどーでもいいや感なキョン
そして谷口に長門との一件を弁解するも、バレバレ。
でもそれ以上深く問わずに冗談飛ばす彼はもしかしたらイイ友人なのかもしれない。
「あんまり近づかないでくれぇ、涼宮が伝染る」w
CM明け。
退屈なブルマハルヒが退屈そうにみくるの新しい衣装を何にしたらいいのかキョンに尋ねる。
ネコミミ?ナース服?それとも女王様がいいかしら?」
「ごにょごにょごにょごにょ(脳内処理中&少し独り言漏れwww
恐らく小声早口で<ネコミミィナース服それとも女王…>と言っている)」
放課後、SOS団部室。mikuruフォルダ内の写真を閲覧中のキョン。星型のほくろに気付き「なるほど、これか…」
で、みくる当人が画面手前に襲来。「うわっ、むっかったーっ!」杉田さんw
無邪気にはしゃぐみくるを初めて見た気がする。いつも怯えた表情ばかりだから、更に可愛く見えますなぁ。
ハルヒ。着替え。キョンを退室させる。
バニー姿に着替えつつ、通気性に対する不満と己の不機嫌さを全開で愚痴るヒロイン。
古泉も来室。今回はオセロ大戦。
キョン節。退屈ながらもこんな生活が続けばいいな、と今の状態に対する慣れを口からこぼす。
夜。
確信犯妹ちゃんのハサミ泥棒www
夢のシステム説明。
ハルヒの声に起こされるキョン。待ってました突然の閉鎖空間。
気味悪がるハルヒ
部室で落ち着こうと席に着くキョン、探検を始めるハルヒ
そして古泉が不完全な能力の状態で現れる。そして組織側の人間としての説明を始めるエスパー少年。
「貴方は涼宮さんに選ばれたのですよ」と、やっとこさキョンに選ばれた真意(まぁ明確ではないが)を伝える古泉。
伝言。
みくるからは「ごめんなさい、わたしの所為です」
長門からは「パソコンの電源を入れるように」
そして古泉も姿を消す。最後までダサカッコよかったw
パソコン起動…黒画面に「YUKI.N>みえてる?」キタコレ!
で、情報統合思念体としての情報を希望を伝える。
YUKI.N>また図書館に」
キターーーー!!OPのアレはコレだったのか!!!!
もうこの伏線の消化っぷりが最高に気持ちいい。
最後に「sleeping beauty」と残して電源アウト。
「わたしという個体も
 あなたには戻ってきて欲しいと感じている」が素敵。
そして外からの閃光、神人登場。ハルヒが嬉しそうな表情で部室に駆けて来る。
ハルヒの手を引き、逃げ出すキョン
「あれさ、襲ってくると思う?あたしには、邪悪なもんだとは思えないんだけど」あぁ、それはやっぱりハルヒのフラストレーションを消化する存在だからだろうなー。
で、走りながら会話。とても楽しそうなハルヒ
「元の世界に帰りたいとは思わないのか?」
SOS団はどうするんだ?お前が作った団体だろ?ほったらかしかよ!」
「オレは戻りたい」
「オレはなんだかんだいって今までの暮らしが好きだったんだよな」
「この世界のことじゃないんだ!元の世界の、アイツらにオレは会いたいんだよ!」
足を止めるハルヒ
「意味わかんない」
「アンタだって、つまんない世界にウンザリしてたんじゃないの?もっと面白いことが起きて欲しいと思ってたんじゃないの!?」
「…思ってたとも」
「!?」
「あのな、ハルヒ
オレはここ数日で、かなり面白い目にあってたんだ。
お前は知らないだろうけど、世界はお前を中心に動いていたと言ってもいい。
お前が知らないだけで、世界は確実に面白い方向に進んでいたんだよ」
迫る神人。複数化。
キョンにとってハルヒとは?
ここで色々とモノクロフラッシュバック。異人三者の捉え方とは決定的に違うものの、答えを導き出したっぽい、ような雰囲気。ハッキリと言葉で回答されていないのがなんともいじらしい。
で。
ハルヒを正面に向かせるキョン
「…?なによ??」
「オレ、実はポニーテール萌えなんだ」
「なに??」
「いつだったかのお前のポニーテールは、反則的なまでに似合っていたぞ」
「ハァ!?バカじゃないの???………ーーっ!?!?」
『ちゅーーーーーっ』
キッタァァァァーーーー!!!!
神人襲来からここまでのオケのBGMが超最高。
キョン、ベッドから落下。
「……っ!!!!なんつぅ夢見ちまったんだ!フロイト先生も爆笑だっぜっ!!(汗)」www
翌朝。教室にはポニテハルヒキタコレ。
「よ、元気か?」
「元気じゃないわね。昨日悪夢を見たから」
「ほぉ」
「おかげで全然寝れやしなかったのよ。今日ほど休もうと思った日も無いわね」
「そうかい………ハルヒ
「なに?」
「……似合ってるぞ」
「……」
OP曲&タイトルキターーー!!!
古泉、長門、朝比奈、それぞれとキョン
長門の「大丈夫、わたしがさせない」が印象。
そして星型ホクロに動揺&ポカスカなみくるが可愛すぎw
笑顔のハルヒ来室。
『生徒社会を応援する世界作りのための奉仕団体』として生徒会に設立申請。
第2回、市内の不思議探索パトロール
「しかしまぁ、結局のところ最初に話すことは決まっているのだ。
そう、まず、宇宙人と、未来人と、超能力者について話してやろうと、オレは思っている」



なんだか後半は単なる脚本文体になってしまったのは、久々の日記でオレの体力がもたなかったからだなぁ。申し訳ない。
最後の待ち合わせで、ツンツンなハルヒが何故かまんざらでもない表情に見えてしまうのは、やっぱり全話見てきた結果なんだろうなぁ、と思った。
さぁさぁ、これから原作を満喫して、アニメ本編で欠けていた情報を補完しようじゃないか。
にしても
デラ高い作画水準と
見るものを退屈させない放映構成と
本編とレコード会社との見事なまでの連帯感(宣伝、発売スケジュールの展開っぷりには圧巻)、
そして音楽のクオリティの高さと
声優さん(特に杉田さん最高)方の巧みな演技と
様々な高評価と共にハッピーマンデーを毎週体験できたこの3ヶ月間は
とてもとても幸せでした。
この作品が終わってしまったことは非常に残念だけど
とてもキリのイイ締め方なだけにそういうことを強くは言えないオレ。
でも原作にはアニメでは未発表でハァハァなネタがまだまだ溢れているそうなので
是非とも映画かOVAで何か一編ぐらい見てみたものだと思う次第で。
今後は関連商品を追いかけつつ、最後を締めくくるのは来年のDVD最終巻でしょうか。まだまだSOS団の公での活動は終わりません、最後まで彼らを追いかけていくつもりです。
はぁ、でもアニメ終わっちゃったんだよなぁ。
やっぱり寂しいやw