やっと、繋がったみたいですね。

serial experiments lain」第4巻を鑑賞。続けてDVDの第5巻も鑑賞。
DVDの4巻は深いキズによる衝撃の「映像飛び」で問題になった。
だが、同じモノをビデオで再度鑑賞することで落ち着いた。
そして、確認したのは大正解だったのかもしれない。
モヤモヤっとしたのが「晴れた」感じ。

第4巻

serial experiments lain lif.04 [DVD]

serial experiments lain lif.04 [DVD]

結局、玲音は2人も存在していなかった。
サイベリアで見たもう1人のレインは「記憶の操作」によって作られた仮の真実だった。
玲音は「ナイツ」の存在を突き止め、それらは削除されていく。
そして神を名乗る存在、英利政美の登場。玲音の創造主。
玲音はリアルワールドとワイヤードの境界を無くす能力を発揮。ありすが不快に感じていた「あの教師とありすが付き合ってるウワサ」をたちまちリアルワールドから消してしまう玲音。

第5巻

serial experiments lain lif.05 [DVD]

serial experiments lain lif.05 [DVD]

その玲音の能力に不安を感じていたありすは玲音の家に向かう。そして玲音を見つける。
自分だけが「ウワサが消された」ことを知ったままでいることに恐怖を覚えていたありす。しかし、それは玲音とありすがワイヤードを使う前からの「友だち」であったという証だったことを玲音の口から知る。
和解し、2人に笑顔が戻る。
しかし、英利政美はそれを許さなかった。レインは肉体を捨て、ワイヤードへと昇華することを強要。
それに反抗する玲音。「まさか、本当に神が存在するなど!?」盲点を突かれた玲音の発言で混乱に陥りながらも肉体を得てありすもろ共引きずり込もうとする政美。恐怖に泣き叫ぶありす。玲音は今まで使ってきたコンピュータを投げ飛ばし、政美を撃退する。
しかし、ありすには今までにないほどの大きな恐怖心が残ってしまった。
玲音は選択する。「RETOURN」。
リアルワールドから自分が存在する記憶の全消去、そしてリアルワールドとワイヤードとの隔たりを消していた「プロコトコル7」の消去。
リアルワールドは何事も無かったかのように平和な穏やかな日々が訪れる。
そして、玲音の周りには何も無くなり「ひとりぼっち」になる。望んだことでも辛い事には変わりない。絶望を覚え、途方に暮れる。
しかし、父親「役」であった岩倉康男から言葉がかかる。
「もう、かぶらなくていいんだよ」
数年後、一組のカップル、あの教師と大人になったありすの2人は歩道橋の上から町並みを眺める少女を見つける。
「こんにちは♪え〜と…どこかで会ったことあるよね?」
「初めまして、だよっ」
新たに1からまた玲音という「人として」の存在が動きだす。
そして周りの人間の記憶に「玲音」という存在を刻み始める。
そして「レイン」はリアルワールドに溢れている全てのネットワークから人々を見つめ続ける。
「いつでも、会えるよ」

まぁ、ラストの部分は自分なりの勝手な解釈で書いた「ハッピーエンド」です。
でもこんな感じな気がします。
あぁ〜〜スッキリした♪
やっぱり「映像飛び」状況のときに見たエンディングよりも全然理解できた。自信は無いけど。
今回の鑑賞でやっと気付いた事、それは自分は玲音よりもありすがお気に入りだったってこと。